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エンジニアの未来を切り拓く!?スキルシートの作り方完全ガイド(※個人の感想です)
『ウイングドアで働きたい!!』
とエントリーしてくださる方々(新卒さん、中途さん問わず)の面談をさせていただく機会があるMYです。(エントリーいただきありがとうございます🙇♀️)
そんな中、ご応募いただいた方のことをまず最初に知ることになる「スキルシート」について、記載方法はさまざまだなと感じます。
「スキルシートってどう書けばいいの?」「履歴書(職務経歴書)じゃダメなのかな?」
エンジニアの皆さんなら、そんな疑問を一度は抱いたことがあるかもしれません。(私もかつてはそうでした)
今回のブログでは、私が拝見したスキルシートの中で工夫されているなと感じた記載方法についてまとめてみました。
見る側の意見としてではありますが、是非今後のスキルシート作成にご活用いただけると幸いです。
(そしてぜひエントリーお待ちしています!)
目次
スキルシートの重要性を知る
まず最初にお伝えしたいことは『スキルシートは、ただの経歴書ではない!』ということです。
スキルシートは、自身の「技術力」「実績」「可能性」を短時間で的確に伝える、いわばプレゼン資料だと思っています。ただ文字が羅列されている、まるで説明文のようなスキルシートでは折角の魅力が伝わりきれない可能性があります。(勿体無い!)
例えば採用等を担当する際はいろんな方のスキルシートに目を通すことになりますから、その中でも「見る人の目に留まる」ための工夫が必要です。
刺さるスキルシートを作る
では、『見る人の目に留まるための資料作り』として大切だと感じるポイントをいくつか紹介させていただきます。
読みやすさ
ただ文章だけで書かれるスキルシートでは、内容の比較をするのに何度も文章を読まなくてはならず、なかなか要領を得ないことがあります。
例えば以下はどちらが把握しやすいでしょうか?
A:
前職では、Python, JavaScriptで実務を3年経験しました。
使用していたフレームワークはReact, Djangoで2年実務を行っていました。
クラウドの技術については、AWS, Dockerを使用した開発を1年半ほど経験しています。
B:
前職でのスキルセットは以下の通りです。
技術分類 | 技術 | 実務経験年数 |
---|---|---|
プログラミング言語 | Python, JavaScript | 3年 |
フレームワーク | React, Django | 2年 |
クラウド技術 | AWS, Docker | 1.5年 |
各スキルが一目瞭然なBの方が、伝わりやすいし比較しやすいように感じます。
適宜図表を用いて読み手が知りたい内容が埋もれないように心がけると良いと思います。
具体性
実際にどのような業務を行ったのか、具体的なことがわからないことには技術レベルを測る判断が難しいです。
プロジェクトの概要と、自分が何をして、どのような成果を生み出したかをご自身の『強み』や『武器』となる内容を具体的に記載しましょう。
上記のBを元によりスキルを具体化してみます。
技術分類 | 技術 | 実務経験年数 | 習熟度 | 成果 |
---|---|---|---|---|
プログラミング言語 | Python, JavaScript | 3年 | ★★★★☆ | 物流システムの在庫管理システム ・スクレイピング技術を使用した業務効率化を実現 |
フレームワーク | React, Django | 2年 | ★★★☆☆ | 既存システムのライブラリアップデート ・既存システムで使用しているフレームワークのサポート切れに伴うバージョンアップ対応を合わせ、速度改善を実施 |
クラウド技術 | AWS, Docker | 1年 | ★★★☆☆ | 他社管理システムの移管 ・他社で運用していたシステム保守を行うためサーバをオンプレミスからクラウドへ変更することにより、ランニングコストを抑えることを実現 |
スキルレベルは視覚的に表現(★マークなど)することで、自身の自己評価を比較しやすくすることもおすすめです。
具体的な成果も書き添えられると、好印象に感じます!
成果をアピール
プロジェクト単位で職務経歴でプロジェクトの概要と、自分が何をして、どのような成果を生み出したかを詳細に記載します。(採用担当者等が最も注目するのがここかもしれません)
悪い例:
「Javaを用いて、業務システムを開発」
良い例:
【プロジェクト名】業務管理システムのリニューアル開発
【期間】2022年1月~2022年12月
【プロジェクト概要】クライアント企業向けの業務管理システムを、従来のオンプレミス環境からAWS上に移行するプロジェクト。
【役割】バックエンドエンジニア
【担当業務】
- Spring Bootを使用したAPI開発(20以上のエンドポイントを実装)
- AWS Lambdaを活用した自動処理の構築
- デプロイフローの自動化(CircleCI導入)
【使用技術】Java, Spring Boot, AWS, CircleCI
【成果】
- サーバーレス化により、運用コストを30%削減
- デプロイのリードタイムを70%短縮
自己PRで未来への展望と熱意を伝える
提出するシーンによっては、自己PRを記載することもあるかと思います。
自己PRは、ご自身の魅力を伝えるセクションです。
過去の成功体験だけでなく「今後どう成長したいのか」を含めることで、相手にどのようなお人柄なのかが一層伝わりやすいです。
記載例
私は、ユーザー体験を向上させるフロントエンド開発を得意としています。
Reactを用いた開発経験を通じて、UI/UXの改善に注力してきました。
今後はReact Nativeを活用したモバイルアプリの開発にも挑戦し、より幅広いスキルセットを身につけたいと考えています。
スキルシートをより良くするための4つの秘訣
秘訣1:具体的な成果を数字で示す
数字は「成果が目に見える」ため、判断基準にしやすいです。
- 「レスポンス速度を20%改善」
- 「新規機能のリリース回数を月2回から月5回に増加し、売上を10%アップ」
秘訣2:読みやすいデザインを心がける
前述した『適宜図表を用いて読み手が知りたい内容が埋もれないように心がける』にも当てはまるものですが、全体の体裁というのも大変重要です。
- フォントはシンプルで統一感のあるものを選ぶようにする
- 見出しや箇条書きを活用し、視認性を向上する
- 余白を適切に使い、詰め込みすぎないようにする
- ツールを活用する
- GoogleドキュメントやCanvaなどを使用し視覚的に美しいスキルシートを作ることもおすすめです(アプリ使用スキル提示にもなります)
秘訣3:最新の情報を反映する
スキルシートは作ったら終わりではありません。
新しい技術や経験を積むたびに更新し、常に「今の自分」を反映させましょう。
また、ターゲット(応募するポジションや提出するクライアント)に合わせて内容に手を加えることで効果が倍増します。
秘訣4:第三者の目を借りる
同僚や友人にレビューしてもらうことで、読みやすさや改善点が明確になります。
恥ずかしがらずに、たくさんレビューしてもらいましょう!
最後に
スキルシートは、ただの「経歴紹介」ではなく、自身を売り込むパンフレットのようなものです。
一枚のスキルシートが、新しい案件へつながり、一層スキルを切り拓くきっかけになるかもしれません。
「私のスキルシート、古くなってるし、内容も見づらいな。ちょっと書き直してみようかな」と思った方は、取り入れてみていただけると幸いです。
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