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【UTM】 MacにWindows11をインストールする
こんにちは、Ry.Kと申します。
今回は、仮想化ソフトウェアの1つであるUTMとISOイメージ作成ソフトウェアCrystalFetchを使用して、Macにwindowsをインストールする方法について紹介します。
使用するソフトは下記の2つになります。
UTMとは
UTMはQEMUというオープンソースのエミュレーターをベースとした仮想化ソフトウェアです。ARMおよびx86アーキテクチャの仮想マシンをサポートしています。
UTMを使うと、Windows、Linux、さらにはAndroidのような他のオペレーティングシステムをmacOS内で起動し、利用することができます。
CrystalFetchとは
CrystalFetchはWindowsのISOインストーラーイメージがダウンロードできるMac用のアプリケーションです。
UTMやVMware FusionなどでWindows仮想マシンを作成するのに必要なWindows 11/10のISOイメージを作成することができます。
事前準備
UTMとCrystalFetchをダウンロード後、CrystalFetchでインストールしたいWindowsOSのISOファイルを準備します。
ISOファイルは、CrystalFetchを起動した後、バージョン〜エディションを選択して右下のダウンロードボタンをクリックするとダウンロードできます。
今回はWindows11のISOファイルを使用してインストールを行います。
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UTMの設定
新規仮想マシンを作成をクリックします。
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仮想化を選択します。
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Windowsを選択します。
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「Windows 10以降をインストール」「ドライバとSPICEツールをインストール」にチェックを入れて、起動ISOイメージを選択します。
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これ以降のメモリ〜共有ディレクトリの設定まではお好みで設定してください。
作成後に設定を変更することも可能です。動作が重い場合などはご自身の環境に合わせて調節してください。
今回は下記の設定で作成しています。
- メモリ:4GB
- ストレージ:64GB
- 共有ディレクトリ:設定なし
以上でUTMの設定は完了です。
Windowsのインストール
UTMの設定完了後、スタートボタンをクリックすることでWindowsのインストールが始まります。
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「Press any key to boot from CD or DVD…」が表示されたらエンターキーを押します。
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エンターキーを押すと、windowsのセットアップ画面に遷移します。
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プロダクトキーの選択では事前に準備したプロダクトキーを入力してください。
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インストールするOSを選択します
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この後、保存するドライブを選択するとWindowsのインストールが始まります。
インストール後の作業
インストール後にWindowsの初期設定を行います。
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初期設定を行い、Windows起動後にISOファイルを取り出しておきます。
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ISOファイルを取り出した後、「UTM Guest Tools」をインストールします。
※インストール後に画面が固まってしまった場合はシステム終了後に再度起動してください。
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以上でインストールは完了です。
終わりに
今回はUTMとCrystalFetchを使用してMacにWindowsをインストールする方法を紹介しました。
ほとんどデフォルトの設定のままで簡単にインストールすることが可能です。
気になった方はぜひ試してみてください。
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