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【Android】Google Play Consoleでアップロード鍵をリセットする
背景
ウイングドアではWebサービスやモバイルアプリの新規開発だけでなく、他社様が受け持っていたサービスを引き継いでの開発・保守を行うこともあります。
今回、その中でAndroidアプリを引き継ぐ際に行った作業の備忘録です。
Google Play ConsoleにApp BundleやAPKをアップロードする際には署名情報が必要ですが、他社様が所持していた署名情報を今後もそのまま使用することはセキュリティ上良くないので、今回アップロード鍵をリセットしました。
前提
アプリ署名鍵はすでにPlay App Siginingで管理してある状態です。
ストア配布のための署名をGoogleさんにお任せしようというものです。
Googleが安全に管理してくれるので、紛失することがなくなりセキュリティ強化にもなります。
詳しくはこちら
セキュリティを考慮し、アプリ署名鍵とアップロード鍵は異なるものを使用しています。
注意点
- リクエストを送信してから新しいアップロード鍵が有効になるまで48時間かかります。
- リクエスト後に受信したメールにアップロードが有効になる日付が記載してあり、それまでは新しいApp BundleやAPKをアップロードすることはできません。
もしリリース日などが決まっている場合はそれに間に合うように作業しましょう。
準備
リセットのリクエストを送信するために、変更後の証明書の情報を伝える必要があるのでそれを用意しておきます。
keytool -export -rfc -keystore upload-keystore.jks -alias upload -file upload_certificate.pem
Googleのドキュメントに記載してあるコマンドです。jksファイル名などはご自身の環境に変更する必要があります。
リセットリクエスト作業
上記画像の箇所で「アップロード鍵のリセットのリクエスト」を押します。
もしこのボタンが押せない人は、アカウントの権限がないということです。
この作業は重要な作業のため、アカウント所有者以外は実行できません。
アカウント所有者の方に連絡し作業を行ってもらう必要があります。
参考:アカウントの種類
上記のリクエストを押した後、リセットを行う理由を選択する画面が表示されますのでご自身の状況に合ったものを選択します。選択肢としては、「鍵を紛失した」、「パスワードを忘れた」など選択ができます。
今回は「その他」を選びました。
理由の選択後以下の画像箇所から、先ほど作成した.PEMファイルを選択しアップロードします。
この段階で右下の「リクエスト」ボタンが押せるようになっているはずなので押します。
その後間もない内に「アップロード鍵のリセット リクエストを受け取りました」といった旨のメールが届きます。
48時間後
管理画面に行くと無事リクエストした証明書の情報が載っていることが確認できました。
念の為内部テストなどで、無事にアップロードが確認できたらリセット作業は無事完了です。
参考
Create an upload key and update keystores
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